探偵社

実例検証からわかる

成否のポイント

実例シミュレーションからわかる成否のポイント

1.質を取るか、お金を取るか

たしかに、お金をかけずに思い通りの結果が出せれば、それに越したことはない。しかし、『リスクを避ける』という点は、つい見逃しがちである。

この点に関して、A君はミスを犯してしまった。友人に頼めば、無料で動いてくれるかもしれないが、その友人の感情が入ったり、面倒だからと適当にやられたりしては事態は悪化する。そもそも、その友人に遂行の義務はないし、何かあれば自分のせいにはせず、保身に走るはずである。無償で頼んでいる手前、強くは言えない。さらに自分の知らないところで事態が悪化するケースが多いので、それを止めるのは難しい。この点がプロに頼むときとの大きな違いと言える。

探偵社のスタッフは、自分の感情で善悪を判断し、正しいと思うことを勝手に判断して行動するようなことはしない。依頼人の要望は絶対なのである。また、話術、経験、人心掌握術などに長けた人間が説得を行うのと、そうでない人間が説得を行うのでは効果が全く違うことは明らかである。

自炊すれば千円以内で食べられる物でも、高級レストランでは数千円になる。これは、料理人が良い材料を使って、最高の料理法で作り、ウエイターが気の効いたサービスをしてくれるためだ。探偵にも同じことが言える。つまり、友人に頼むのとプロに任せるのとでは、自炊と高級レストランほどの違いがあるのだ。さらに、リスクまで伴うとなれば、安く済ませるという考えが、どれほど危うい選択かおわかりになったと思う。

2.料金が高額である理由

なぜそんなに高額な費用を取るのかと疑問に思うかもしれない。探偵の業務というのは、職業柄、背負うリスクも加味して見積もるため、これはいたしかたない部分なのだ。例えば、友人からあなたの携帯を貸して欲しいと言われたとする。彼が浮気しているから、浮気相手の女に電話を掛けて文句を言いたい、でも自分の携帯番号は知られたくないからと友人は頼んできた。あなたはその彼に会ったことはない。その友人はウソをついているかもしれない。実は不倫をしていて奥さんにイタズラ電話をかけたいだけなのかもしれない。あなたにそれを確かめる術はなく、軽率に受けたら奥さんがあなたを不倫相手と思い込み、調べてあなたが慰謝料請求されるという大トラブルに巻き込まれることもある。これが素性も分からない全くの赤の他人に頼まれたとしたらあなたはOKするだろうか?知人だからと言って、その後起こるかもしれないトラブルを考えたら受けられるだろうか?逆に、そういった要望を知人に気軽に頼めるだろうか?探偵社は、受けるのだ。

ここで言わんとしているリスクとは、そういう性質のものなのである。たとえば、ターゲットを誘惑し、カップルを別れさせた工作員は、その後姿を消したとしても対象者の恨みを買ったまま過ごすことになる。当分、対象者の行動範囲には近寄れない。加えて、案件内容によっては、警察が介入してこないとも限らない。しかし、それでも、依頼人の秘密は絶対に漏らさないという義務も負っているのだ。依頼人の側が探偵社に不安を抱くのと同様に、探偵社側も依頼人に対する不安要素を抱えて依頼を受けている。費用が高額になるのはこのような理由も反映してのことなのである。

たかが電話1本というと簡単に聞こえるかもしれないが、それが調査、工作になれば、どれ程の危険要素を抱えるかご理解いただけたであろうか。以上の理由から、低料金の探偵社というものは、やらずボッタクリか、取り逃げ狙いの詐欺業者である可能性が高いのである。

探偵完全攻略