基本コンセプトを貫く
他社に依頼中の方の依頼は基本的に受けられない。工作が他社とバッティングしたらトラブルになるというのが主な理由である。そもそも、他社に依頼中であるにも関らず当社に相談してくるのは、その探偵社の仕事ぶりに不満がある場合がほとんど。そのような探偵社の報告に基づいて動いてしまったら、状況が悪化して工作を仕掛けられなくなってしまうかもしれない。よって、他社に依頼している場合は、基本的にその探偵社との契約が終了してからでないと受けることはできない。また、自分でできることや友人に頼める部分はこなして、手の届かないところだけ面倒みてもらいたいという話も同様である。最初から最後まで一環していて、はじめて工作は有効なものとなるのだ。「ここまでは自分でやるので、ここからはお宅にお願いします」というパッチワークのような方法が通用するほど、工作は簡単なものではないということを肝に銘じておいていただきたい。
予算を確認するのは、2つの理由からである。1つ目は、前述の通り、工作方法を提示する上で、金額的に明らかに不可能な場合も考えられるので、ある程度の予算を聞いておかないと工作方法を提案できないためである。そしてもう1つの理由は、成功の保証がない工作に対して、依頼人の側が生活まで困るような無理をして欲しくないからである。当社においてもカードでの支払いや銀行ローンの紹介は可能だが、工作のために限度を超えた借金を背負って、心も体もボロボロになってしまうような厳しい状況に追いやるわけにはいかない。もし相談を希望するのであれば、無理のない設定額を提示していただきたい。
当社のように、工作方法を細かく提示したり、リスクを理解してもらうまで説明するという探偵社は少ない。それは、依頼につながりにくく、手間もかかる方法だからである。しかし、私たちは、良い面ばかりを強調するような営業方針をとってはいない。工作というものをトラブルなく遂行させるためには、依頼人と協力体制を敷くことはもちろん、十分な手間隙を掛けなくてはいけないのだ。
探偵社というと、とにかく悪徳であったり、詐欺的であったりと悪いイメージが先行する業界である。実際、詐欺を働こうと思えば比較的簡単なことかもしれない。依頼人の秘密を知ってしまうという特殊性を持っているため、それを利用して恐喝するような悪徳探偵社も跡を絶たない。実際、ニュースでも報道されている。そのような探偵社と同一視されてしまうことは悲しいことであるが、探偵というイメージのよくない業界であっても、きちんと仕事を遂行し、地道に案件をこなしていくことで、信頼というものは生まれるのではないかと、当社は考えているのだ。